欧州航空機大手エアバスが15日、世界最大で総2階建ての超大型旅客機A380の第1号機を納入する。同機は納入式典の後にエアバス本社から飛び立ち、シンガポール航空へ引き渡される。 エアバスの社長兼最高経営責任者(CEO)であるトーマス・エンダース氏はシンガポール航空への納入を「A380の計画の中で大きなマイルストーン」と表現している。 A380を巡っては、度重なる生産計画の遅れが巨額の損失につながり、エアバスは4年間で1万人を見込むリストラを計画している。生産の遅れは財務上の損失のみならず同社の信用を低下させ、ライバルの米ボーイングは2006年の売上高が過去最高を記録している。 A380の初めての商業飛行は、10月25日にシンガポールからシドニーの航路で予定されている。シンガポール航空は初飛行の全席チケットをイーベイでオークションにかけており、125万ドルに上った収益は慈善事業に寄付される。 シンガポール航空に納入されるA380は全471席を備え、現在シドニー-シンガポール航路で使用されている3機のボーイング747-400のうち1機に換わって導入される。