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パキスタン、ブット元首相帰国後自爆テロ発生、126人死亡

2007年10月19日 15:22更新 前の記事 次の記事  一般・海外情勢一覧
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 海外亡命中であったパキスタンのベナジル・ブット元首相(54)が、18日午後(日本時間同日夕方)、中東ドバイから民間機でパキスタン南部都市カラチに到着し、8年半ぶりの帰国を果たしたが、同日夜、カラチ市内で、同氏を乗せたトラックの近くで自爆テロが発生し、126人が死亡した。ブット氏は無傷で、自爆テロ発生後急いで自宅に向かったという。

 パキスタン当局によると、自爆テロによる死亡者は126人,負傷者は248人で、パキスタン史上最悪の自爆テロ事件となった。

 ブット氏は自身が総裁となっている野党パキスタン人民党(PPP)を率いて来年1月の総選挙に出馬し、三度目の首相就任を目指すため帰国を果たした。同氏の帰国に伴い、支持者ら15万人近くが通りにかけつけ、歓声を送っていた。ブット氏はカラチに到着し、トラックで都市中央部を抜け出すまで、同氏の支持者らの声援や踊りに囲まれたため、10時間を要した。爆破テロは同氏が歓声を受けている最中に同氏を乗せたトラックの近くで生じたため、多くの犠牲者を計上することになった。

 一度目の爆発は同氏を乗せたトラックの前方近くで生じ、それに引き続き二度目の大きな爆発が別の近くの場所で生じ、同氏を乗せたトラックの窓を破壊させた。

 ブット氏は多数の支持者を抱えると同時に、同氏が米国寄りの姿勢を見せており、パキスタンムシャラフ大統領と政治的同盟関係を結ぼうとしていることから、イスラム武装勢力による敵意も買っている。

 テロ戦争に関して、米国を支持する立場にあるムシャラフ大統領は、カラチ市で生じた自爆テロを強く非難し、「民主主義政府を倒そうとする陰謀だ。自爆テロの背後に如何なる人物が存在しているのかは不明確だ。しかし過激派による脅威があることは確かだ」と述べた。
 
 ブット氏の周辺保護のためには警察当局が空港周辺などに2万人もの爆発物処理班を含む警備員や民兵を配備して厳戒態勢が敷かれていた。それにもかかわらずの自爆テロを受け、パキスタン当局は、ブット氏に対し過激派からの攻撃リスクを軽減するために、移動手段としてトラックではなくヘリコプターを用いるように勧めているという。

 ブット氏はパキスタンへ帰国するドバイ発飛行機の中で、記者らに対し「私は恐れていない。自分の使命について考えている。これは民主主義の発展のための動きの一環だ。私たちは常に過激派軍事勢力の脅威下にある」と答えている。先月には、ブット氏はCNNのインタビューに対し、自分がイスラム過激派の攻撃標的となっていることを自覚しているとし、「彼らは女性に国家を統治する権限を与えるべきではないと信じている。だから私を攻撃するだろう。そのような陰謀があること、危険があることを把握している」と答えている。

 米ブッシュ大統領付広報官Gordon Johndroe氏は、「パキスタンでの自爆テロを非難し、無垢の命が多数失われたことを遺憾に思う。過激派はパキスタン政府の民主主義的方法を通した代表者選出を阻止するべきではない」と述べた。

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*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

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  • ――独裁批判演説の矢先に―― ■20名死亡、負傷者多数 軍政の続くパキスタンで、 民主化を掲げる「パキスタン人民党」総裁のベナジル=ブット元首相が 27日、暗殺された。 来年1月の総選挙に向け、 「この国は独裁者により踏みにじられてきた」との ムシャラフ現政権への痛烈な批判演説を繰り広げた その15分後、 銃撃と自爆テロとが ブット元首相とその支持者らを襲ったのである(中日新聞12月28日)。 死者は約20名に及び、 多数の負傷者が出ているという(朝日新聞12月28日)。 ブット元首相が率いるパキスタン人民党は、 我が社会民主党(日本)と同じく 社会... (酒井徹の日々改善)
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