米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレスは22日、第3四半期(7−9月期)の決算で純利益が前年同期比10%増の10億7千万ドル(1株利益90セント)になったと発表した。売上高は同11%増の69億5千万ドルだった。カード利用者の消費の増加が貢献した。 トムソン・ファイナンシャルの調査によるアナリスト予想平均は1株利益が85セントで売上高が72億7千万ドルだった。売上高は予想を下回ったが、純利益は予想を上回った。 同社の会長兼最高経営責任者(CEO)のケネス・シュノールト氏は「今回の堅調な収益は、一般消費者、中小企業、企業のカード会員の消費が全体で16%伸びたことを反映するもの」「米経済全体の動向に関しては引き続き警戒を続ける」と述べた。 同社は一方、債務不履行が増加していることも明らかにし、米国のクレジット状況が悪化する中、他の金融サービス会社と同様に融資関連の損失に備えた引当金を積み増したと述べた。 ここ数年で同社は事業再編を進めており、クレジットカードと旅行サービス事業への集中を高めている。9月にはプライベートバンク部門を英スタンダード・チャータード銀行に11億ドルで売却した。2005年には現在アメリプライズ・ファイナンシャルとして知られる証券部門をスピンオフし、税務サービス部門を売却している。