日立製作所<6501.T>は23日、パソコン(PC)生産から全面撤退すると発表した。同社業務用のPC生産はすでに米ヒューレット・パッカード(HP)に生産委託しており、さらに家庭用の生産・開発も停止するが、販売済み製品の修理などのサービスは今後も継続して行うという。 日立は家庭用PCとして「プリウス」ブランドを愛知県豊川工場で生産していたが、それも既に休止させた。なお、豊川工場での人員削減などの影響は生じないという。同社はこれまでのPC生産にかわり、豊川工場でサーバーやATMの生産を行って行く方針であるという。 世界PC市場における競合他社との競争が白熱しており、日立製PCの国内出荷台数も近年減少傾向にあった。民間調査会社のMM総研によると、昨年度の日立国内出荷台数は60万台程度で、国内市場シェアは8位の4.6%となり、低迷を示していた。