主要自動車メーカー各社は1日、10月の米国内自動車販売台数を発表した。カリフォルニア州火災や住宅市場の問題が継続する中、米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)や、アジアのメーカー各社は10月の米国内自動車販売台数を伸ばした。トヨタは第2位を保った。 クライスラーは最も打撃を受け、前年同月比9%減だった。同社によると、乗用車の販売は12%増だったが、トラックが14%減だったことが響いたという。同社の米国販売担当バイスプレジデントのダリル・ジャクソン氏は、「住宅価格下落への懸念が消費者の購買傾向に影響している」と述べている。同社は1日、生産過剰と需要の落ち込みに対応するため、組み立て工場5カ所などで最大1万2千名の人員削減を行うと発表した。 フォード・モーターも、利益率の低いレンタカー会社への販売抑制を続けていることから9.3%減だった。同社によると、乗用車の販売台数は、レンタカー会社へのトーラスの販売を停止したことが響いて26%減だった。トラックの販売台数は1.2%増だった。同社にとって、販売台数の前年比での減少は10月で12カ月連続となる。 トヨタの販売台数は4.5%増だった。トラックとスポーツ多目的車(SUV)が7%増加したことに支えられた。10月としては過去最高となり、4カ月ぶりに増加に転じた。一方で同社幹部によると、本拠地であり最大の市場であるカリフォルニア州南部の火災によって数千台の販売損失が生じたという。 GMの販売台数はトラックの新モデルとSUVの販売が6%増だったことに支えられ、3%増加した。日産はアルティマとバーサ(日本名ティーダ)の売上が堅調で、販売台数は13%増だった。ホンダの販売台数は4%増だった。乗用車はの販売は新型アコードなどが貢献して14%増だったが、トラックが8%減だった。 *記事内の数値は営業日調整前。一部のメーカーは調整済みの値を発表している。今年10月の営業日日数は26日で、昨年の10月は25日だった。