マイスペース、グーグル「OpenSocial」に参加
インターネット・ソーシャルネットワーキングで主導的な影響を与えているニューズ・コーポレーション(NewsCorporation)傘下のマイスペース(MySpace)は1日、グーグルの新たなデベロッパープロジェクトである「OpenSocial」に参加すると発表した。
グーグルは1日の記者会見で、マイスペースの同プロジェクト参加を賞賛した。グーグルはその2日前に「ウィジェット(widgets)」と呼ばれるインタラクティブアプリケーションのディストリビューション・ネットワークを創出する計画があることも明らかにしている。
「OpenSocial」はソフトウェアデベロッパーやその他ウェブサイトなどが集まって創出されたもので、音楽、画像、動画その他SNSサイトで使用するツールの共有を容易にする。
当初グーグルの「OpenSocial」にマイスペースは参加サイトとして発表されていなかったため、マイスペースは競合サイトFacebookのように独自のプラットフォームを創出するのではないかと噂されていた。しかし実際の所は、マイスペースとグーグル取締役らは1年前から「OpenSocial」の活用について議論し続けて来たという。
OpenSocialの参加企業にはFriendster、hi5、Linkedln、Ningおよびグーグル傘下のOrkutが含まれる。参加企業各社は、OpenSocialの潜在的ユーザー数は2億人を超えると予測している。
米ガートナーアナリストのRay Valdes氏によると、OpenSocialはFacebookの独自プラットフォームに対抗して創出されたが、マイスペースが参加するまではあまり注目されてこなかったという。Valdes氏は、「マイスペースが参加したことで、よりデベロッパーがOpenSocialに注目するようになった」と述べている。
SNS業界ではFacebookが急速に成長しているが、今のところマイスペースが世界最大のSNSサイトの地位を保っている。米インターネット視聴率調査会社ComScoreによると、9月の時点で、米マイスペースのユーザー数は6,800万人となり、Facebookの3,060万人を大きく上回っているという。
なお、OpenSocialに対抗するFacebookのプラットフォームでは5か月間で8,000ものウィジェットが生み出されている。また同プラットフォームは米国内外から総計5,000万人ものデベロッパーらが利用しており、利用者数は今年5月から倍増しているという。Facebookのプラットフォーム躍進に目をつけたマイクロソフトは、先週Facebookに2億4千万ドルの投資を行っている。
Valdes氏によると、今回のマイスペースのグーグルとの協力により、デベロッパープラットーフォーム分野においてグーグル・マイスペースVS Facebook・マイクロソフトの構図が明確になってきたが、まだ他社の参入の余地もあるという。なお、グーグルはすでにマイスペースにテキスト広告を提供しており、マイクロソフトはFacebookに同様に広告を提供している。
なお、グーグルによると、FacebookもOpenSocialに参加するよう招待されており、すべての人にオープンなプラットフォームにされているという。
Facebook広報担当のBrandee Banker氏によると、「OpenSocialについて把握し、Facebookユーザー5,000万人の利益にかなうものであると評価することができれば、参加する可能性もある」と述べている。
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