シティグループが、4日に緊急の取締役会を開くことを計画しており、チャールズ・プリンス最高経営責任者(CEO)が辞任を申し出ると見られている。米紙ウォールストリート・ジャーナルが関係筋の話として伝えた。シティグループの広報担当は報道に関してコメントを避けた。 シティグループは第3四半期(7-9月期)の決算で、クレジット市場のタイト化と住宅ローンのデフォルト(債務不履行)の増加に関連した評価損などから57%の減益を発表していた。 多くの投資家は、シティグループが第4四半期にも同程度かそれ以上の評価損を計上すると予想しており、アナリストは保有債務への懸念や評価損の可能性があることからここ数日でシティグループなど大手金融機関の投資判断を引き下げている。ドイツ銀行アナリストのマイク・マヨ氏は1日のリサーチノートで大手金融機関が第4四半期に新たに100億ドルの評価損を計上する必要があり、そのうちシティグループが40億ドルを占めるとの予想を示した。 シティグループは、10月初めに信用収縮の影響で第3四半期の純利益が約60%減少するとの見通しを示し、その後投資銀行部門とオルタナティブ(代替)投資部門を統合することを発表した。新部門の責任者はオルタナティブ投資部門の責任者であったクラム・パンディット氏となり、投資銀行部門の共同責任者だったトム・マヘラス氏は退職した。 二部門統合の発表時、同社経営委員会のロバート・ルービン委員長と個人では最大の株主であるサウジアラビアのアルワリード王子はプリンスCEOへの支持を表明していた。