政治・社会
黒海で原油タンカー事故、重油2千トン以上流出
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11日、黒海とその北東部にあるアゾフ海をつなぐケルチ海峡を航行中のロシア原油タンカーが、激しい時化に見舞われ少なくとも2千トン以重油を海上に流出することになった。
これは黒海海域ではここ数年で最大の原油タンカー事故となった。ロシア当局によると、流出した燃料を取り除くには数年かかるという。
波高5.5mにも及ぶ波が押し寄せ原油タンカー付近を航行中であったロシア貨物船二隻が沈没した。そのうち一隻の貨物船に乗船していた乗組員8名が行方不明となったが、もう一隻の貨物船の乗組員は全員救出された。ロシア当局広報官セルゲイ・ペトロフ氏によると、この二隻の貨物船は合わせて7,150トンの硫黄を輸送していたという。
11日の激しい時化により、ケルチ海峡では合計10隻の船舶が転覆・座礁し、その他3名の乗組員が行方不明になっているという。ロシア原油タンカーに乗船していた13名の乗組員は無事救出された。
ロシア原油タンカー「the Volganeft-139」は5千トン近くの原油燃料を積載しており、激しい時化により岸に数キロメートル近く座礁した。流出した原油の除去作業は悪天候により難行しているという。ロシア環境監視機関Rosprirodnadzor所長のOleg Mitvol氏は、「燃料の流出が今後も継続して生じることが深刻に懸念されている」と述べた。その他2隻の燃料を積載した貨物船も座礁したが、今のところ燃料漏れは生じていないという。
地方裁判所検察官のMaxim Stepanenko氏によると、原油漏れした原油タンカーはそもそも激しい時化に耐えられるように製造されておらず、船長は10日の時点で激しい時化が来ることを警戒していたという。なおNOAA(米国海洋大気庁)研究者Jim Far氏によると、硫黄流出は環境にそれほど深刻な影響を与えないという。
※この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.
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