中東の大手航空会社らは11日にドバイで開幕した国際航空ショーで、航空機製造大手のエアバスとボーイングに総計140機、400億ドルの航空機を発注した。中東の航空会社が急速な拡大を遂げていることを示している。 エネルギー価格の高騰による好景気を背景に、アラブ首長国連邦などの産油国は航空業の野心的な拡大計画に資金を投入しており、このことが航空機製造会社にとって大きな恩恵となっている。 英航空コンサルタント会社JLSコンサルティング代表のJohn Strickland氏によると、中東の航空大手であるエミレーツ航空、カタール航空やエティハド航空はエアバスとボーイングの両社にとって重要な顧客であり、同氏は「今回のような大型の受注は欧州や米国では当面見込めないため非常に重要な意味を持つ」と述べている。 実際、エミレーツ航空が11日に結んだ契約の総額はオプションも含めて約350億ドルで、同社のシェイク・アハメッド・ビン・ザイード・アルマクトゥーム会長は声明の中で「民間の航空会社による1回の発注額としては最大」と述べている。 エミレーツ航空は同日にエアバスから78機、ボーイングから12機など総計93機の商用機を234億ドルで発注した。エアバスとの契約にはさらに50機を120億ドルで購入するオプションが含まれ、超大型機のA380は8機発注した。また、カタール航空はボーイング777を27機発注している。 ドバイ航空ショーは世界で第3の規模を持つ航空ショーで、中東の航空業界の情勢を表す指標として注目されている。