米オンライン証券大手イー・トレード・ファイナンシャル(E-Trade Financial )の株価が12日の市場で58.7%急落した。シティグループのアナリストが同社破綻の可能性を指摘したことで売りが膨らんだ。 一方、他のアナリストは、同社の見通しがそれほど極端なものではないと述べており、同社も顧客に対して、資産の大幅な評価損があったとしても事業継続が可能であることを強調した。 イー・トレード株は58.7%(5.04ドル)下落し、3.55ドルで終えた。朝方の取引では一時3.46ドルまで下落した。同社株の昨年の株価は8.02ドルから26.08ドルの間で推移していた。 同社のジャレット・リリアン社長兼最高執行責任者(COO)は12日、顧客に向けたメッセージで同社に10億ドルの評価損が発生しても対処でき「資本はなお充分な水準を保てる」と述べている。 同社株急落の発端となったのは、シティ・インベストメント・リサーチのアナリストであるプラシャント・バティア氏のリサーチノート。同氏は、評価損と米証券取委員会の調査が入ることで多数の顧客が口座を閉じるとの予想を示し、同社が破綻する可能性が15%とした。 イー・トレードは9日午後に、サブプライムローン関連の債務担保証券(COD)などで金額は非公開の評価損が発生するとの見通しを発表していた。