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バンカメ、10-12月期の評価損30億ドルに

2007年11月14日 09:50更新 前の記事 次の記事  企業・サブプライム問題一覧
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 米第二位の大手銀行バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は13日、10-12月期(第4四半期)の評価損が30億ドルとなり、さらなる損益を計上する見込みであると警告した。バンカメの発表で米住宅市場の低迷の影響が第4四半期にも着実に及んでいることが示された。第3四半期に発表された米大手銀行の評価損は総計400億ドルにも達していた。

 またバンカメは同社金融市場でのファンドを支援するために、さらに第4四半期に6億ドルの支出を計上する見込みであるとも発表した。特にストラクチャード・インベストメント・ビークル(SIV)に関する懸念が高まっている。SIVは、特別目的会社が銀行やファンドから出資を募り、コマーシャルペーパー(CP)で負債を調達して、債務担保証券(CDO)などに投資するプログラムで、証券化商品を積極的に運用するためのハイリスクハイリターンのファンドとなっている。バンカメCFOのJoe Price氏は、「今は非常の時だ」と述べ、同社の資金運用力を高めるためにさらなる準備金を用意していると発表した。

 バンカメは一方で中国建設銀行への投資で300億ドル以上の名目上利益を計上したことも発表した。バンカメは20005年に中国建設銀行株式8.5%を30億ドルで取得している。Price氏はさらに同社第4四半期にはMarsico Capital Managementの売却による税引前利益が14億ドルとなる見込みであるとも発表した。そのため投資家らの期待が高まり、バンカメ株価は13日、2.29ドル(5.2%)上昇して46.27ドルとなった。

 これまでのところ、少なくとも米国で6社の主要銀行が第4四半期に総計230億ドル近くの評価損を計上すると発表している。そのうち60億ドルがモルガン・スタンレーの評価損となっている。第4四半期の米金融各社の評価損は今後さらに増加するおそれがある。

 ドイツ銀行アナリストのマイク・マヨ氏によると、米主要銀行・証券会社各社の今年下期の評価損は総計500億ドルとなる可能性があるという。 

 これら評価損の原因はサブプライム住宅ローン証券含むさまざまな金融商品のリスクを組み合わせた債務担保証券(CDO)によるもので、Price氏は、「CDOの価値を見積もるのが複雑で難しくなっている」と述べている。

 先月バンカメは第3四半期純利益が32%の減益となったと発表し、その後すぐに同社従業員の3千人削減を発表している。

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*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

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