21日のニューヨーク株式市場は大幅反落した。ダウ工業株30種平均は前日比211ドル10セント安の1万2,799ドル4セント、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は同34.66ポイント安の2,562.15で終えた。休暇シーズンを控え、住宅ローン市場と経済全体への先行き不安から売りが優勢となった。 市場では、住宅市場のさらなる鈍化、クレジット市場の悪化、原油相場の記録的な上昇という状況の中で企業の経営動向を見極めようとするムードが強かった。安全逃避の動きで米国債価格が上昇し、10年物利回りは2005年以来初めて4%を切った。 米大手民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した景気指数は、物価上昇や住宅市場のさらなる低迷を背景に、経済の減速が今後数カ月で加速することを示唆していた。ロイター/ミシガン大学調査の米消費者信頼感指数は2年ぶりの低水準となった。 米商務省が発表した先週の新規失業保険申請件数は1万1千件減少したが、個人消費が弱まる可能性に対する不安を和らげることはできなかった。 米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)は20日に第3四半期の純損益が20億ドルの赤字となったことを発表し、同社株は29%急落していたが、21日にアナリストが投資判断を引き下げたことでさらに下落した。住宅ローン最大手のカントリーワイド・ファイナンシャルもさらに下落した。 ニューヨーク商品取引所(NYMEX)の原油先物相場は前日の時間外取引で一時1バレル99.29ドルまで上昇した。21日の通常取引では74セント安の1バレル97.29ドルで終えた。