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シャリフ元首相、パキスタンへ帰国

2007年11月26日 11:54更新 前の記事 次の記事  一般・海外情勢一覧
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 海外追放を受けていたパキスタンシャリフ元首相が25日、パキスタンに帰国し、数千人の支持者から熱烈な歓声を受けた。シャリフ元首相は帰国後すぐにパキスタンムシャラフ大統領が今月3日に発動した緊急事態宣言解除への圧力を高める活動に取りかかっている。

 シャリフ元首相はムシャラフ大統領を批判する主要政治家の1人で、同氏の帰国によりムシャラフ大統領にとっては、反対勢力の活動や国際的批判が高まっている中、政権運営においてさらに厳しい状況下におかれることになった。

 シャリフ元首相は1999年のクーデターでムシャラフ大統領により海外追放となったが、今回来年1月8日に行われるパキスタン総選挙に出馬登録するため帰国に至った。しかし、シャリフ元首相はムシャラフ大統領が緊急事態宣言を解除しなければ、選挙をボイコットすると警告している。

 シャリフ元首相は、帰国後支持者の歓声を受け、「ムシャラフ大統領はこの国を破滅に導いている。国民の基本的権利が認められない状態が続くのならば、国民生活が困難になってくる。このような状態での選挙は認められるべきではない」とムシャラフ政権による緊急事態宣言を非難した。

 シャリフ元首相は海外追放後の8年間のほとんどをサウジアラビアで過ごした。シャリフ元首相帰国に伴い、パキスタン警察当局は同氏の警備に5千名の警官を配備した。ブット元首相帰国時には、自爆テロが発生し、150人の死者が生じたことから、警戒態勢を高めている。

 ブット元首相は25日に選挙登録の書類を申請した。シャリフ元首相も26日の締め切りに間に合うように申請書を提出する予定であるという。しかし両氏ともに、ムシャラフ大統領が今後も緊急事態宣言を解除しない場合は、選挙をボイコットすると主張している。

 ムシャラフ大統領による緊急事態宣言下にあって、ブット元首相はかつての政敵であったシャリフ元首相の帰国を歓迎し、同氏と同盟を組む選択肢についても「もし彼らがなにかしら選挙での同盟案を出すなら、同盟の可能性を模索したい」と述べている。

 またムシャラフ大統領も国内外の非難を受け、緊急事態宣言後に拘束した人権活動家ら数千人のうちほとんどを解放している。ムシャラフ大統領は同国内のイスラム過激派活動の高まりを緊急事態宣言発動の理由として挙げている。

 24日には、自爆テロによりパキスタン首都イスラマバードに隣接する駐屯地ラワルピンディで35人が死亡している。パキスタン軍部によると、25日にはイスラマバードから約150km離れた地帯でタリバン戦闘員とパキスタン軍の衝突が生じ、30人以上が死亡したという。

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*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

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