グーグルは同社コンピューティングセンターでの大量の電力消費を抑え、環境問題に配慮するための代替エネルギーの使用を社内で促進している。28日には代替エネルギー使用プロジェクトの一部が発表された。グーグルとその慈善事業部門Google.orgは風力発電や太陽発電などの再生可能な代替エネルギー使用のために今後数億ドルの投資を行う予定であるという。 グーグルが同社の代替エネルギー使用プロジェクトを実現できれば、電力コストは25%から50%抑えることができるようになるという。グーグル共同創設者のラリー・ペイジ氏は、「もし目標が達成できれば、再生可能エネルギーを用いて他社へ電力を供給する電力事業を行いたい。電力事業から多くの収益が見込める」と述べている。 米企業ではグーグルの他にも多くの主要企業が再生可能エネルギーへの転換を目指している。米小売最大手ウォルマート・ストアーズでは、2年前に再生可能エネルギー使用プロジェクトを開始している。他にも米シスコシステムズ、マイクロソフト、IBM、インテルなどが環境に配慮しエネルギー効率を上げるためのプロジェクトを行っている。 グーグルはその中でも特に巨額を投資して再生可能エネルギー使用プロジェクトを行おうとしていることで、注目されている。グーグル会長のエリック・シュミト氏はしばしば同社の事業拡張に伴い、コンピューティングセンターでの電力消費が増加することを懸念事項の一つとして挙げていた。そのためラリー・ペイジ氏ともう一人の共同創設者セルゲイ・ブリン氏は電気自動車やその他代替エネルギー使用製品に注目していた。グーグル本社では既に同社電力供給源の一部として、米国最大の太陽発電施設から代替エネルギーを取り入れている。 グーグルではフリーウェアやサービスを導入していくにつれ、より多くのコンピュータ、サーバが必要になり、今後さらなる電力消費が必要となると見られている。来年にはユーザーがグーグルコンピュータ内に個人ファイルを保存できるサービスも開始する予定もあるという。 グーグルは再生可能エネルギー使用の目標として1ギガバイトの電力を火力発電により再生された電力より安価で再生可能エネルギーから使用しようとしている。1ギガバイトの電力は米サンフランシスコ都市全体の電力供給を満たす電力量に相当する。ペイジ氏は、「数年以内に目標を達成させる予定だ」と述べている。ブリン氏は、再生可能エネルギーの使用を促すことで、世界をテクノロジーが進展することでより良い方向にもっていきたいとのビジョンも示している。 グーグルは来年度は再生可能エネルギー事業のために少なくとも2,000万ドルを投資し、当該事業の運営のために少なくとも20-30人の職員を採用する予定であるという。