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英中銀が2年4ヵ月ぶりに利下げ、欧州中銀は据え置き

2007年12月07日 09:56更新 前の記事 次の記事  マネー・経済・金融政策一覧
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 英中央銀行のイングランド銀行(BOE)は6日、2年4ヵ月ぶりに政策金利を引き下げた。世界的な信用収縮のために経済成長鈍化への懸念が高まっていることを受けての決定だった。

 一方、欧州中央銀行(ECB)は同日、政策金利を据え置いた。ユーロ圏でインフレ懸念が強まりながらも比較的堅調な成長が見られる中で、情勢を見極める姿勢を取っている。

 BOEは政策金利を0.25%引き下げ、5.5%とした。インフレは加速しているが、英国の10年以上に及ぶ住宅市場の過熱は徐々に冷めており、個人消費は悪化している。

 BOEは「英国の経済はここ2年間堅調なペースで拡大してきたが、成長が減速を始めた兆候が見られる」「金融市場の状況は悪化しており、家計と企業に対するクレジット供給のタイト化が進んで、経済成長とインフレの双方を悪化させるリスクが高まっている」と述べている。

 わずか数ヶ月前には、大半のエコノミストは6%への利上げを予想していた。しかし、米国のサブプライムローン(信用力の低い借り手向け融資)市場で債務不履行が増加し、今夏に世界的な信用収縮へと発展したことで、英国は深刻な打撃を受けた。

 多数の経済指標が経済の減速を示唆していることから、企業などから利下げに対する圧力が高まっていた。英住宅金融大手ハリファックスは5日、英国の11月の住宅価格が1.1%低下し、前年比は6.3%上昇と、10月の前年比8.9%上昇から上昇率が大幅に低下したことを発表している。

 英住宅金融大手ネーションワイドが5日発表した消費者信頼感指数は12ポイント低下の86で、2004年に同指数が導入されて以来最大の下げ幅だった。小売はこれまでのところ持ちこたえており、英小売協会(BRC)が発表した11月の既存店売上高は1.2%上昇だった。

 英政府は10月、2008年の国内総生産(GDP)の成長率予想を大幅に引き下げ、2-2.5%とした。今年初めには2.5-3.0%を予想していた。

 欧州中央銀行(ECB)は同日、ユーロを使用している13カ国の政策金利を4%で据え置いたが、トリシェ総裁は「金融市場の変動性と不確実性の高まり」を指摘した。同総裁は政策委員会では政策金利の据え置きに関して議論があったとし、一部のメンバーが利上げを支持したことを明らかにした。

 アナリストはECBが来年の第2四半期まで金利を据え置くと予想している。

 トリシェ総裁によると、ECBはインフレが2008年は2-3%の範囲となり、2009年には1.2-2.4%に低下することを予想している。同総裁はユーロ圏の経済成長が鈍化していることも指摘し、10-12月の経済成長率は低下して来年も同様の傾向が続くと述べた。ECBは、今年のGDP成長率として2.4-2.8%を予想しており、来年は世界経済が持ち直す中で1.5-2.5%の成長率となるとしている。


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*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

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