12日、中国北京で米中戦略経済対話が開始された。ポールソン米財務長官は、米中貿易関係が深まる中で、通貨のさらなる柔軟性、中国製品の品質向上および貿易障壁の削減が急務であると強調した。 最近の米中貿易では、巨額の中国貿易黒字高、中国国内の急激なインフレ、資産バブル、経済過熱懸念により、米国、中国双方の保護貿易主義者から批判が強まっている。これに対しポールソン財務長官は「ご都合主義の保護貿易政策は長期的には貿易による経済繁栄を阻害することになる。米中関係は双方にとって重要な関心事であり、世界経済システムの安定、繁栄を維持していくためにも重要だ」と話した。 一方、中国呉儀副首相は、これ以上の中国巨額黒字は望んでおらず、米ハイテク製品の輸入規制を緩和することで、米製品の中国国内での売上高を増加させることができるとし、「米中貿易摩擦に関して双方の合意に基づいた改善努力が必要だ」と述べた。 米商務省によると、米国の対中貿易赤字高は昨年2,330億ドルに達した。そのため中国人民元の切り上げが行われなければ制裁措置を取るべきだとの厳しい批判が米国内でなされるようになった。 11日には中国世界貿易黒字高が11月に262億8千万ドルに達したと発表され、安価な中国製品の世界的需要は相変わらず強まっていることが示された。グティエレス米商務長官は中国製製品の規制を強化するよりも、米国製製品の輸出を増大させることで、貿易摩擦を解決していく方針を示している。