米財務省は19日、主要貿易相手国の為替政策に関する半期報告書を議会に提出した。対中貿易赤字が増大しているために、議会では中国に罰則を科すことへの圧力が高まっていたが、報告書の中で中国を為替操作国として認定することは見送られた。 ブッシュ政権は議会に対して、中国の人民元のドルに対する「穏やかな上昇」は歓迎されるが「まだ不十分」と述べた。しかし報告書では、中国は米国の法律で為替操作国として認定される基準は満たしていないとされている。 米財務省は、人民元の最近の動きが、米国や他国との巨大な貿易不均衡や中国のインフレといった問題の解決に貢献するためには「非常に限定的で緩やか過ぎる」と述べた。 同報告では、中国が「世界経済と中国自身が作っているリスクを最小化させるために」人民元の適正な評価を「加速させるべき」と述べられており、人民元の切り上げを早めさせるためにヘンリー・ポールソン米財務長官が先進国の支援を求めていることが言及されている。