米自動車大手フォード・モーターは3日、傘下の高級車ブランド「ジャガー」と「ランド・ローバー」売却の優先候補としてインドの自動車大手タタ・モーターズと詳細を詰める交渉に入ったことを明らかにした。 フォード欧州部門担当のルイス・ブース執行副社長は「最終決定はまだだが、今後数週間でより実質的な協議をタタと進めていく」と述べている。 フォードはこれまで、08年初めにジャガーとランド・ローバーの両部門を売却する計画を明らかにしていた。 フォードの広報担当は、タタの提示額を明らかにせず、タタの他に買収提案を行っていたインドの自動車メーカー大手マヒンドラ&マヒンドラと米投資会社のワン・エクイティ・パートナーズの2社が入札から撤退したのかどうかも明らかにしなかった。関係筋が先月AP通信に語ったところによると、買収提示額は15億ドルから20億ドルの間だったという。 タタは3日、フォードと交渉に入ったことを認め、「当社はフォードとより集中的かつ詳細な交渉に入った。次週にも双方で合意に達することを望んでいるが、交渉は複雑で、合意に至るまでに解決すべき点が多く残っている」と述べている。