GMは、10年以内に無人自動車販売を行う準備を着々と進めている。GMCEOのリック・ワゴナー氏は、米家電見本市CESにて8日、同社が開発中の無人自動車について説明を行う予定であるという。GM、自動車部品供給社、大学研究機関のエンジニア、他自動車会社らは自動車での移動で大きな革命を行うべく無人自動車研究開発に勤しんでいる。 無人自動車が現在直面している問題は、技術的問題よりも、政府規制、法律、プライバシー保護などの社会的問題であるという。技術面では衛星画像や電気統制技術を駆使し、これまでの人間が運転する自動車よりも交通事故や交通渋滞を削減させられるなど、無人自動車が流通することで多くの恩恵を受けることが期待されている。 しかし米国防省後援で昨年11月に開催された無人自動車レースでは、建物に突撃しそうになった自動車や、突然他人の駐車場に駐車し出した自動車が生じるなどのハプニングがあり、専門家からはまだ10年以内の市場流通は難しいという声も聞かれている。 無人自動車が実際に流通するにあたっては、無人自動車がもし交通事故を起こした場合の責任はどこにあるのか、タイヤのパンクが生じた場合や道路上の障害物への対応などの問題が残されている。また人々が「無人自動車」というものを受け入れられるかどうかも大きな問題となっている。 GMが製造する無人自動車には安価なコンピュータ・チップとアンテナを装着させ、無人自動車運転コントロールに用いるという。初期段階での使用は高速道路になる予定で、高速道路で無人モードか有人モードか選択できるようにする予定であるという。 GMは2015年までに無人自動車の試験運転を行い、2018年には実際に無人自動車の運転を開始する計画で開発に取り組んでいるという。GMは無人自動車の流通によって最終的に交通安全を促し、さらに交通渋滞も緩和させる効果があると期待を示している。 米政府も無人自動車技術の発展を支援しており、自動車事故や交通渋滞を削減するものとして期待を示している。無人自動車とすることで、自動車同士がコミュニケーションすることができ、交通環境を一新させることが期待されている。