10日のニューヨーク株式市場は続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比117ドル78セント高の1万2,853ドル9セント、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は同13.97ポイント高の2,488.52で終えた。バンク・オブ・アメリカが近く住宅ローン大手カントリーワイド・ファイナンシャルを買収するとの報道が好感された。 朝方の取引ではもみ合ったが、ウォールストリート・ジャーナルが午後にカントリーワイドの買収について報じたことを受け、相場が上昇に転じた。カントリーワイドは住宅ローンの債務不履行が増加していることが懸念され、最近の相場の下落要因となっていた。 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が「経済成長を支援し、下方リスクに対して適切な保険を提供るため必要に応じて追加措置を取る用意ができている」と述べ、景気後退を回避するために再度の利下げを行う構えを示したことも相場を押し上げた。 一方、米カンザスシティー地区連銀のホーニグ総裁は、インフレが依然として懸念材料であり、株式市場はFRBの関心の中心ではないと述べた。このコメントはFRBが経済の鈍化を認識しながらも投資家の懸念に対して対策を行わないとの不安を再燃させ、相場の重しとなった。