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セルビア大統領選、極右民族派と現職の決戦投票へ

2008年01月21日 12:35更新 前の記事 次の記事  一般・海外情勢一覧
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 20日に実施されたセルビアの大統領選挙で、極右民族主義派であるセルビア急進党のニコリッチ党首代行が、親欧米派の現職タディッチ大統領の得票率をわずかに上回ったが、過半数の獲得には至らなかった。両氏は2月3日の決選投票に向けて準備を進めていると語った。

 選挙管理委員会は開票率30%時点の暫定結果として、ニコリッチ氏の得票率が38%、タディッチ氏が35%だったと発表した。同委員会は、21日に発表予定の最終結果でもほぼ同様の結果になると述べている。

 また、選挙監視にあたる独立調査団体は、ニコリッチ氏の得票率が39%、タディッチ氏が35%と発表した。同団体は「決選投票は非常な接戦になる」と述べている。

 選挙の結果は、来月に独立宣言を行う見通しのコソボ自治州の処遇に影響を与えると見られる。ニコリッチ氏とタディッチ氏の両候補ともコソボの独立に反対しているが、ニコリッチ氏はコソボ独立を承認した国家に対して強硬手段を取ることを公約している。

 今回の選挙はまた、セルビアが欧州連合(EU)に接近するか、旧ユーゴスラビアのミロシェビッチ政権時代の孤立状態に回帰するかを決定する可能性もある。

 ニコリッチ氏はセルビアの民族主義感情に訴えかける戦略を取り、コソボ独立を支持する欧米に対して高まる不満を利用してきた。同氏が大統領に就任すればセルビアのEU加盟が立ち消えとなり、セルビアが孤立状態に戻る可能性が高い。同氏は「セルビアは変化を求めてきた」「我々には第2戦で勝利を収めるための基盤がある」「誰も我々を止めることはできない」」と述べている。

 一方のタディッチ氏は、欧米式の改革とEUへの加盟を訴えかけてきた。同氏は「悲観主義が再びセルビアを支配するようにはさせない・・ニコリッチを大統領に就任させない」「セルビアが1990年代に戻ることはゆるさない」と述べている。

 20日の選挙にはセルビアの有権者670万人のうち61%が投票を行い、ミロシェビッチ元大統領が敗退した2000年の選挙以来の高い投票率だった。


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*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

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