英豪系資源最大手のBHPビリトンは6日、同業他社で同じ英豪系のリオ・ティントを1,474億ドル(約15兆7,700億円)で買収すると発表した。BHPビリトンはリオ・ティント株1株に割り当てるBHP株を3株から3.4株に増やすという。 BHPビリトンはすでに資源最大手となっており、リオ・ティントは第3位となっている。アナリストらによると、もし買収が成功すれば鉱山業界で最大の買収が成立したことになるという。 中国、日本、欧州の鉄鋼会社は、BHPビリトンによるリオ・ティント買収に難色を示しており、買収によって世界鉄鋼供給価格の変動にBHPビリトンが過度に影響を与えてしまうことを懸念している。 BHPビリトンによる買収案は豪州、米国および欧州その他関連諸国の規制当局の承認、および過半数株主の承認を得る必要がある。なお、日欧の競争政策当局では独占禁止法上の問題に抵触しないか協議を行っているという。 BHPビリトンCEOのMarius Kloppers氏によると、買収によって年間37億ドルの追加利益が生じ、両社株主にとって配当金上昇につながるという。 リオ・ティントはBHPビリトンからの買収案を昨年拒否していたが、アナリストらによると、BHPビリトンによる今回の買収提案はリオ・ティントにとってより魅力的なものとなっているという。Rio Tinto会長のPaul Skinner氏は、同社はBHPビリトンによる買収案を注意深く考慮すると述べている。 なお、BHPビリトンは、買収が成功した際には株主らに株式買い戻しにより300億ドルを還元する予定であると述べている。 また6日、BHPビリトンは昨年下期の純利益が60億2千万ドルとなり、前年同期比2.4%減となったと発表した。世界的な経済成長率の低迷が純利益減少に影響したという。 買収提案を受け、6日リオ・ティント株価は2%以上の急騰を示し、117.79ドルとなった。一方BHPビリトン株価は昨年下期の純利益減少が足かせとなって、5%以上の下落を示し34.26ドルとなった。