米デルはオンラインで販売する同社PCの多くのモデルでAMDプロセッサーの使用を取りやめると発表した。この発表を受け、8日、デル株価は2セント上昇して19.45ドル、AMD株価は25セント(3.8%)下落して6.34ドルとなった。 インテル製チップはデル製品の大部分に使用されているが、AMDチップもこれまで着々とデルPCで適用される実績を積み上げてきていた。デルは今後AMDプロセッサ使用のノートPCおよびサーバーをビジネス向け、およびデスクトップPC向けのみ販売するという。 デルPCの8割はビジネス、政府、教育用に出荷されており、残りの2割が個人向けとなっている。デルは個人顧客向け売上高を、従来のオンライン販売のみならず、小売店でも販売することで、増大させようとしている。 AMDプロセッサー搭載のデルPCの一部は継続して小売店で販売される予定であるという。AMD広報担当のジョン・テイラー氏は、「デルが小売店でAMDプロセッサー搭載のPC販売を継続することで、収益を得られる。デルの選択は短期的には同社の財務状況に大きな影響は与えない。同社はデルと非常に良好な関係を築いていると考えている」と述べている。 Endpoint Technologies AssociatesアナリストのRoger Kay氏は、「AMDは、デルが小売店でAMDプロセッサー搭載のPCを販売し続ける限り、大きな打撃を受けることはないだろう。しかし今後AMDチップの価格切り下げを行わざるを得ない選択に迫られるかもしれない」と述べている。