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[FINAMレポート14日付]露金属・石炭大手メチェル(MTLR)、インドへの石炭供給を開始

2008年02月16日 11:16更新 前の記事 次の記事  ロシア経済・レポート一覧
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 メチェルが、インドに石炭を輸出・供給し、それに伴いインド企業と共同の生産施設でコークス加工事業を行うことは、石炭の供給に携わる同社の子会社の業績に好影響を与えるだろう。この決定によって主な収益増が見込まれるメチェルの子会社は、YakutugolとYuzhniy Kuzbassである。この2社の製品には、インド企業という大きな買い手がつくだろう。

 2月13日、ロシアの金属・石炭大手メチェルグループがインドでコークス加工工場の建設を計画していることが明らかになった。この計画を実現するために、メチェルは、有望な提携先と協議を行っている。これによって、メチェルは、収入の増加と共に、より精錬度の高い製品を加工することが可能になる。インドの企業と合弁会社を設立することも視野に入れている。新規の生産規模はまだ明らかにされていないが、メチェルは、1年間で1000万トンの粘結炭をインドに供給することが可能である(これは、現在YakutugolとYuzhniy Kuzbassが提供可能な量である)。インドに石炭を輸出するために、メチェルが、極東にもう1つ港を持つか、同社の所有するPosyet港に石炭ターミナルを増やすことも十分に考えられる。

 ロシア側の公式代表であるZitomirskiy氏が述べたところでは、コークス生産を共同事業として実施することが決まった場合、メチェルは支配株を保有する意向を持っている。同氏は、この計画を実現させる際のインド経済への投資は、何百万ドルにもなるだろうと述べた。どの企業と協議を行っているかについては触れなかった。また、同氏は、メチェルのインドに対する石炭の輸出は現在のところはないとした上で、メチェルが製品の販売先として考えているインドの石炭・コークスの主要な消費者については名指ししなかった。しかし、FINAMは、インドにおける石炭・コークスの需要は近年中に伸びることは確実であると考えている。それは、インドの鉄鋼生産量が大きく増加し、将来にわたってそれが持続するであろうことからも推測できる。インドは、2012年まで鉄鋼生産を2倍の年間1億トンにまで増加させたいとしている。

 この計画が実現すれば、メチェルは石炭販売から得られる利益を拡大することができる。インド市場で石炭製品の需要が高まることで、石炭製品の価格はより高くなり、また、輸出が拡大すれば、ロシア国内の石炭製品価格も高値を維持するだろう。FINAMは、前述の計画が順調に進行すれば、メチェルの子会社(Yakutugol、Yuzhniy Kuzbass)の業績は大きく伸び、それはメチェルグループ全体の業績に好影響を与えるだろうと予測する。


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