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主要国各国、コソボ独立に意見分かれる

2008年02月19日 08:59更新 前の記事 次の記事  一般・海外情勢一覧
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 コソボ自治州の独立宣言を受け18日、国連安全保障理事会による緊急会議において、欧米各国はコソボを独立国として承認する一方、ロシア、中国およびEU加盟国の一部からはコソボ自治州をセルビアから切り離し、独立させることに強い反対が示された。

 国連事務総長潘基文(パン・ギムン)氏は、18日開催した国連緊急会議において、コソボ独立宣言を受け「コソボはここ数年で著しい発展を遂げてきた」などの多くの祝福の言葉を投げかけたが、一方でコソボ内で生じた暴力についても言及した。

 コソボ独立に関する意見の相違が、すでに緊張感が高まっている欧米各国とロシアの関係をさらに複雑にさせることが懸念されている。ロシアはセルビアと長期の同盟関係を築いており、コソボへの影響力を継続的に与え続けてきた。コソボ独立を国連が承認すれば、ロシアが国連に反感を覚えて欧米各国が支持するイランのウラン濃縮活動停止などの国連平和活動へのロシアの積極的な参加が難しくなることが予測される。

 タンザニアに訪問中のブッシュ大統領は、「コソボが独立を果たした」と述べ、米国は直ちにコソボ独立を承認した。ドイツ、英国およびフランスもすぐにでも公式な承認を行う予定だと独立支持を表明した。

 一方でロシアと中国は、コソボ独立にはっきりとした反対の立場を示しており、コソボが独立することで世界各国に民族紛争の流れを引き起こすと警告している。ロシアと中国は国連安保理常任理事国であり、拒否権を利用してコソボが国連に加盟することを阻止することができる。セルビアも国連がコソボ独立を承認しないように訴えている。EU加盟国内ではスペイン、ギリシャ、ルーマニア、キプロスがコソボ独立に反対を示している。

 中国政府にとってもセルビアでのコソボ独立宣言は憂慮すべき事態で、今後コソボ独立が承認されれば、その動きが台湾にも波紋するのではないかと懸念が高まっている。また中国西部にはイスラム民族居住域を抱えているため、そこでの民族独立運動の動きが高まる可能性も懸念されている。

 セルビアのジェレミック外相は、「コソボなる国は国連加盟国には決してなり得ない。セルビアはあらゆる外交手段を用いてコソボ独立を阻止するつもりだ」と述べている。ロシア政府も既にセルビアの動きに加担する外交活動に乗り出している。


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*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

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