[FINAMレポート19日付]アフトワズ(AVAZ)、自動車部品生産分野でドイツ企業と提携
ロシア自動車最大手アフトワズとドイツ自動車部品メーカーとの提携は同社が生産する自動車の品質向上につながる。また、この提携によって、同社は非中核事業からの撤退が可能となる。今後、同社の組織体制が改善されることによって投資先候補としての同社株の魅力も高まるであろう。
アフトワズ広報によると、同社の最高経営責任者アリョシン氏が、2月18日にドイツのテューリンゲン州の首相と会談し、同社とAutomotive Thuringen e.V.(同州の自動車部品メーカー協会)間の提携を中心に話し合った。会談終了後、双方は提携合意書に調印した。合意書の内容には、トリアッティ市やサマーラ州における自動車部品生産に関する協力事項が盛り込まれる。双方は多種多様な自動車部品生産(プラスチック部品、トランスミッション、製造機械、押し型など)の計画を立てると共に、設計、デザイン、品質管理の分野でも提携を見込んでいる。
FINAMは、同社の生産拡大を見込み、同ニュースを肯定的に評価する。現在、同社はルノーより技術提供を受けている。提携することで、競争に耐えうる高品質且つ現代的な自動車を生産することが可能となるが、そのためには高品質の部品が必要不可欠である。ルノーが提供する技術、車体、エンジンなどを使用することが可能となった現在、同社は高品質な部品をいかに生産するかという問題に直面していたが、それは、ドイツ部品メーカと提携することによって解決されるだろう。
同社経営陣は同社の組織体制を改善するため、部品製造部門からの撤退が必要であると主張し続けてきた。ドイツのメーカーとの提携は同社の組織を再編する計画の一環でもあると思われる。
FINAMでは、現在アフトワズの子会社が保有している株式持合い解消の対象となる66.5%の株式と子会社の少数株主のために追加発行される17.5%の株式を考慮に入れ、アフトワズ普通株の目標適正価格は1.9ドル/株、と算出。成長率は3%。評価は「中立」。また、アフトワズ優先株の目標適正価格は0.95ドル/株。成長率は55%。評価は「買い」。

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