21日のニューヨーク株式市場は大幅に反落した。ダウ工業株30種平均は前日比142ドル96セント安の1万2,284ドル30セント、ハイテク株中心のナスダック相互株価指数は同27.32ポイント安の2,299.78で終えた。予想を下回る経済指標が景気後退の懸念を強めさせた。 フィラデルフィア地区連銀が発表した製造業景況指数は予想を上回る低下を示したことが市場の落胆を誘った。また、米調査会社コンファレンス・ボードが発表した1月の景気先行指数は4カ月連続で低下した。 米連邦準備理事会(FRB)が20日に発表した1月29-30日開催の公開市場委員会(FOMC)の議事録で、FRBが経済に対して警戒姿勢を保つことが示唆されていたことを受け、投資家は最大0.5%の追加利下げを既に織り込んでいる。FRBは同日、米経済成長率の見通しを引き下げ、住宅市場とクレジット市場が経済に対して引き続きリスクになるとの見方を示した。 投資家は、FRBが必要に応じて利下げを実施することを確信しているが、利下げ期待は株式市場と経済に対する自信を強めさせるにはいたっていない。利下げが効果を発揮するまでには数カ月を要するため、市場では一段の経済減速を食い止めることはできないとの懸念が残っている。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場で米国産標準油種WTIの先物価格(4月限)は、前日比1.47ドル安の1バレル98.23ドルで終えている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は1オンス958.4ドルまで上昇し、過去最高値を更新した。