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[FINAMレポート25日付]メチェル(MTLR)、ロシアの鉄道レール市場へ新規参入

2008年02月26日 23:56更新 前の記事 次の記事  ロシア経済・レポート一覧
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 メチェルは、競合他社(セヴェルスタリおよびEvraz Group)との競争に立ち遅れないよう、数年のうちに鉄道レール市場へ進出することを決定した。鉄道レールは、メチェル傘下のチェリャビンスク製鉄が製造する可能性が高い。同ニュースはメチェル及びチェリャビンスク製鉄の業績に好影響を与えるだろう。前者は、エルガ産地への路線敷設に必要なレールを自社製品で賄うことが可能となり、後者は鉄道レールの製造による売上増加が期待できる。

 2月21日、メチェルは、鉄道レール製造を開始することを表明した。レールは、同社所有のチェリャビンスク製鉄で製造されるとみられ、供給先はロシア鉄道である。メチェル及びロシア鉄道の共同声明によると、双方は2月26日にモスクワで提携合意書に調印する予定。同合意書の内容によると、2010年-2030年の間、メチェル傘下企業が鉄道レールを製造し、製品はロシア鉄道に供給される。早ければ同社は2010年より鉄道レール生産を開始することとなる。

 国内製鉄業者は、ロシア鉄道へのレール供給に前向きであるが、ロシア鉄道の経営陣によると、国内製品の品質はロシア鉄道の要求に適うものではない。現在、鉄道レールの主要メーカーはEvraz Groupである。その他には、セヴェルスタリの子会社であるイタリアのLucchiniが鉄道レール市場への進出を図っている。

 2008年、ロシア鉄道はモスクワ-サンクト・ペテルブルグ間の鉄道再建事業のために100万トンのレールを購入する予定である。同事業には、現在、ロシアでは製造されていない特殊な直線レールが必要である。現段階では、唯一の供給元であるEvraz Groupの製品も高速路線建設条件を満たしていない。一方、セヴェルスタリは、ロシア鉄道が行う高速路線建設事業に向けてレールの供給を計画してきた。現在、レールを製造するセヴェルスタリ子会社の年間生産量は30万トンである。2年後には年間生産量を50万トンまで増加させる予定である。

 2007年、ロシア鉄道は80万トンのレールを購入したが、国内製品は質・量共にロシア鉄道の要求に満たない。こうした状況で、メチェルが鉄道レール市場へ新規参入することは合理的である。

 同ニュースはメチェル及びチェリャビンスク製鉄の業績に好影響を与えるだろう。前者は、エルガ産地への路線敷設に必要なレールを自社生産品で賄うことが可能となり、後者は鉄道レールの製造による売上高増加が期待できる。

 FINAMは、メチェル株の適正価格は現市場価格と同等であると考える。メチェル株の2月22日終値は35ドル。


ARUJI GATE
※この記事は、日本初のロシア株 取扱証券会社であるARUJI GATE証券株式会社の提供です。
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