27日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は前日比9ドル36セント高の1万2.694ドル28セントで終えた。ハイテク株中心のナスダック相互株価指数は同8.79ポイント高の2,353.78で終えた。米連邦住宅公社監督局(OFHEO)が米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の買い取り上限を3月1日で撤廃すると発表し、米連邦準備理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長が米経済の減速に対して警戒姿勢を保つと述べたことが好感された。 バーナンキ議長は議会証言の中で、FRBが経済の減速とインフレのリスクに対して警戒を強めることを示唆した。同議長はFRBが「経済成長を支援し、下振れリスクに対して適切な保険を提供するために必要に応じてただちに行動する」と述べた。 また、ファニーメイとフレディマックの住宅ローン債権買取に対する上限規制が撤廃されたことが市場に安心感を与えた。これによって、サブプライム問題によって極端にタイト化した住宅ローン市場の状況が改善される可能性がある。 一方で外国為替市場ではドルが対ユーロで過去最安値を更新。これを受け、高値水準にあった原油相場と金相場も過去最高値を更新し、インフレ加速の見通しが強まった。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国産標準油種WTI(4月限)が朝方の時間外取引で1バレル102.08ドルまで上昇し、過去最高値を更新した。終値は前日比1.24ドル安の99.64ドルだった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、一時1トロイオンス967.7ドルまで上昇し、過去最高値を更新した。終値は前日比12.1ドル高の1トロイオンス961.0ドルだった。