米ユナイテッド・テクノロジーズ(United Technologies)は2日、ATMや投票機などの製造を手掛ける米ダイボールド(Diebold)に対して26億3千万ドルの買収提案を行ったと発表した。 ユナイテッドは航空機エンジン製造のプラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)、エレベーター製造のオーチス・エレベーター(Otis elevator)、ヘリコプター製造のシコルスキー・エアクラフト(Sikorsky Aircraft)などを傘下に抱える。同社によると、ダイボールドとは2年間交渉を続けてきたが、2月29日に敵対的な買収提案に踏み切った。 ユナイテッドの買収提案は、ダイボールドの1株当たり40ドルを支払うもので、2月29日のダイボールド株の終値24.12ドルに50%以上のプレミアムを上乗せしている。 ユナイテッドによると、ダイボールドはJohn N. Lauer会長による2月21日付けの書状で、ダイボールドの取締役会はユナイテッドの提案について討議したが、「当社にとって、また株主にとって、ユナイテッドとの合併について交渉を続けることが最大の利益とはならない」と決定したと述べていた。 ユナイテッドはここ数年間でセキュリティシステム・ソフトの開発を手掛ける米Lenel Systems International、火災安全・セキュリティサービスの米チャブ(Chubb)、防災機器の英Kiddeなどを買収している。