メキシコ政府は3日から、1998年型の中古車以外の中古車のメキシコ国内への輸入を禁止すると発表した。メキシコ国内中古車販売代理店は、同様の通知をほんの一か月前に受けたばかりであるという。 メキシコ国内に輸入される中古車は、へこんでいたり、傷やさびが目立ったりするものが多く、問題になっていた。これまで10年〜15年以上経過した中古車は米テキサス州サウステキサスでオークションにかけられ、メキシコ中古車販売代理店を通じてメキシコ国内で十分な性能をもつ自動車を購入する余裕のない人々に販売されてきた。それより新しい中古車は競合上の理由によりメキシコ国内への輸出が禁止されていた。また15年以上経過している中古車も安全面の理由から輸出が禁止されていた。 しかし現在メキシコ国内の新車販売代理店各社が中古車販売代理店の存在により、収益を著しく押し下げられているというプレッシャーの高まりにより、メキシコ政府が製造後10年経過した中古車のみの輸入を法的に許可するとの方針を決定した。 メキシコ自動車販売協会(MAAD)によると、メキシコ国内では安全面で懸念のある中古車が多く出回っており、今回の輸入規制はこのような状況を改善するのに必要なものであるという。米テキサス州マッカレンのメキシコ領事館は、今回の輸入規制はメキシコ自動車産業の競合力を保つために行われたものであると説明している。