5日のロシア市場、5日ぶり反発
ロシア株式市場、5日ぶりに反発 買戻しの動きに上昇
4日のロシア株式市場は5日ぶりに反発した。MICEX指数の終値は1.19%高の1656.66、RTS指数は1.16%高の2042.38で取引を終えた。
米国市場がしっかりだったことで上昇して始まったが、原油先物価格の下落を嫌気してMICEX指数は1650どころが重く、すぐに下落に転じた。しかし下落の著しい銀行株に買戻しが入ったことで、昨日の安値近辺では下値も硬く、欧州市場が良好な経済指標を受け上昇すると、ロシア市場もつれ高となった。引けにかけては原油価格が急上昇を始めたことでじり高となり、1650を超えて取引を終えた。
6日の市場は原油先物価格が5%の程度の上昇を示していることから堅調となろうが、まだ様子見姿勢が強いため1700を越える上値追いには限界がありそうだ。
個別ではロシア最大の銀行ズベルバンク(SBER)と第二位のVTB(外貿銀行 VTBR)が揃って上昇。米金融保障会社(モノライン)救済策がまとまる見通しとの報道を受け安心感が広がり、買戻しを誘った。5日はベドモスティ紙がロシア中央銀行のデータとしてロシアの住宅ローン市場が2007年に前年比160%拡大し、総額6110億ルーブル(約2兆6532億円)となったことを伝えている。また2008年には市場規模が倍増の1兆3300億ルーブル(約5兆7753億円)となる見通しであることや両行が住宅ローン市場に占めるシェアが以前は60%から70%と見られていたが、今では80%程度まで拡大しているもよう、との市場関係者の見方を紹介している。ズベルバンクの終値は前日比2.37%高の78.32ルーブル、VTBは同2.49%高の0.086ルーブル。
米国株は反発、一時大幅上昇したもののモノライン救済策が不十分との見方で上昇幅を縮小
米国株式市場は反発した。ダウ工業株平均は前日比0.34%高の12254.99で取引を終えた。注目の非製造業総合景況指数が49.3と好不況の分かれ目となる50を下回ったものの、前月(41.9から44.6に上方修正)より改善し、市場予想(47.3)をも上回ったことで安心感が広がった。
前月は同時多発テロ以来の低水準となったことでダウ工業株平均は370ドル安となっていた。原油価格が急上昇したことでエネルギー関連が相場を牽引し一時上昇幅は前日比120ドルを超えたが、その後公表されたモノライン大手アムバックへの救済策が不十分との見方が広がると金融株主導で上昇幅を縮め、一時は下落に転じた。その後地区連銀経済報告で景気減速が鮮明となったことが示されると大幅追加利下げへの期待から値を戻した。
この日は7日に発表となる雇用統計の先行指標となるADP雇用者数が発表され、2003年以来の減少となった。非農業部門の雇用者数で減少が示されると、米景気への悲観的な見方が広がりそうだ。
債券市場では地区連銀経済報告で景気減速とともに、インフレ圧力が強まっていることが示され、長期債が売られた。
為替市場では米ドルを売って、米国よりも高成長の国の資産を買う動きが強まり、対ユーロで最安値を更新した。
ニューヨーク原油は急上昇、OPECが生産枠を据置いたことや米石油在庫減少で需給懸念が台頭
ニューヨーク原油先物は急上昇した。石油輸出国機構(OPEC)が生産枠を据え置いたことや米週間石油在庫統計で予想に反し、原油在庫が8週間ぶりの減少を示したことで需給懸念が台頭した。さらにベネズエラがコロンビア国境地域に軍隊を動員したが伝わると、地政学リスクも意識され上昇に拍車をかけた。史上最高値を更新し、1バレル=104ドル台で取引を終えている。
金先物も原油高とドル安が進行したことで上昇、一時1オンス=988.50ドルと取引時間中の史上最高値を記録し、終値ベースでも史上最高値を更新している。

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