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欧州中銀と英中銀、金利を据え置き

2008年03月07日 09:41更新 前の記事 次の記事  マネー・経済・金融政策一覧
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 欧州中央銀行(ECB)と英中央銀行のイングランド銀行(BOE)は6日、主要政策金利をそれぞれ4.0%と5.25%で据え置いた。ECBのトリシェ総裁は、利下げを当面は実施しないとの姿勢を示した。

 トリシェ総裁によると、利下げは全会一致で承認された。減速する米経済と景気後退への懸念から対ドルのユーロ相場は1ユーロ=1.5372ドルと過去最高を記録し、インフレも過去最高の水準となっているが、利下げは選択肢にはならないとした。

 トリシェ総裁は利下げが数カ月内に実施される見込みが大きいとするアナリストの見方に対して「われわれは市場の期待に応じることはない」「中期的な物価の安定を保つというECBの責務を果たすため、常に必要な行動を取る」と述べた。

 同総裁はまた、ECBの現在の金融政策がインフレリスクの抑制に貢献し、経済成長を支援すると述べ、当面は利下げを行わないことを示唆した。

 「ユーロ圏経済のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は健全だ。最新のマクロ経済指標は、成長率がやや低下しているものの継続した実質国内総生産(GDP)の成長を示している。」「しかし金融市場の混乱から来る不透明性が依然として高い水準で残っている。」(同総裁)

 同総裁は最優先事項としてインフレへの対策を再度強調し「われわれは現在の金融政策のスタンスがこの目標の達成に貢献すると考えている」と述べた。ユーロ圏のインフレ率は年初から過去最高水準の3.2%を保っている。

 一方、BOEの金利据え置きは大半のエコノミストの予想通りであった。BOEは先月、減速する英経済のてこ入れのため利下げを実施した。

 エコノミストは今後数カ月内に追加の利下げが実施されることを予想しているが、BOEはインフレ抑制にも責任を持っており、今回の据え置きは食品・エネルギー価格の高騰を考慮したものと見られる。

 英国のインフレ率は現在2.2%で、政府目標の2%を既に上回っている。利下げは経済成長を支援するが、インフレ率も高める効果がある。大半のアナリストはBOEが5月まで金利を据え置くと予想しているが、より深刻な経済の減速を示す兆候があれば、4月に利下げが行われる可能性もある。

 4日には、カナダの中央銀行が政策金利を0.5%引き下げて0.5%とした。米経済の状況に応じて追加の利下げも実施する姿勢を示した。一方で、オーストラリアの中央銀行は同日、インフレ抑制のために12年ぶりの高水準となる7.25%に金利を引き上げている。


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*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

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