[FINAMレポート5日付]米投資銀ベアー・スターンズ、ロシア大統領選におけるメドヴェージェフ氏勝利を受け、政治リスク低減を予想
アメリカの投資銀行大手ベアー・スターンズ(Bear Sterns)は、ロシアの大統領選でメドヴェージェフ氏が勝利したことによって、ロシアの政治リスクは低減されるだろうと予想した。また、ロシア市場が一層自由化され、流動性が増し、ロシア企業の株式に対する需要が促進されるだろうとしている。
ベアー・スターンズの分析報告書では、時期ロシア大統領のメドヴェージェフ氏は、市場経済政策の導入による政治的経済的超大国としてロシアを再建したプーチン大統領の路線を継承するものとされている。07年12月に大統領選挙キャンペーンが開始されて以来、メドヴェージェフ氏の施政方針演説を見守ってきたベアー・スターンズのアナリストは、メドヴェージェフ氏のコンセプトから判断して、ロシアが法治国家としての体制を整え、国内経済における市場の役割が強化され、国際社会で他国に引けを取らない国家になるだろうと結論した。
これに関連して、ベアー・スターンズは、ロシア株に対する現在の格付け水準を継続とした。ベアー・スターンズは、07年11月21日にロシアの政治的リスクが低下したことによる措置として、ロシア株に対する格付けを引き上げた。ロシア株の格付けは、「平均」から「市場平均以上」に引き上げられた。
ベアー・スターンズは、従来どおり、次の企業の株式に注目している。ガスプロム(GAZP)、ズベルバンク(SBER)、モバイル・テレシステムズ(MTSS)、ヴィムペル・コミュニケーションズ(VIMP)、セヴェルスタリ自動車(SVAV)。
ポートフォリオの構成については、冶金工業会社Evrazからメチェル(MTLR)への切替えを勧めている。その理由として、レール製造部門ではEvrazが独占企業であったが、先日、メチェルは、2010年-2030年に40万トン以上のレールの供給をするとしたロシア鉄道との協定に調印したことによる。
また、ベアー・スターンズは、住宅開発業者PIKグループにも注目。アナリストによると、PIKグループは、メドヴェージェフ氏から大規模な個人住宅の建設要請を受けており、それによる収益が見込まれる。


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