中国税関総署が10日発表した2月の貿易黒字は、前年同月比63%減の86億ドルだった。米国向け輸出が減少したことや大雪の影響を受け、前年同月の237億ドルから黒字幅は大幅に縮小した。 黒字幅の減少は、米国と欧州向けの輸出が鈍化する一方で、エネルギー、消費財、工業設備品などの輸入が拡大している状況を反映している。 中国の2月の輸入額は前年同期比35%増の788億ドルだった。一方、輸出額は6.5%増で、前月の26%増から増加幅が縮小した。対米輸出は5%減の164億ドルだったのに対し、米国からの輸入は33%増の61億ドルだった。 JPモルガン中国株式部門のジン・ウルリッチ会長は顧客向けレポートの中で「輸出額は3月に反発すると見ている。しかし、年間の推移としては、輸出額の成長は鈍化傾向が続くと予想している」と述べている。