米連邦準備理事会(FRB)は11日、欧州、英国、スイス、カナダの中央銀行と協調して最大2,000億ドル(約20兆円)の資金供給を新たに実施すると発表した。米国の景気後退につながることが懸念される世界的な金融市場の混乱と、米住宅市場の深刻な不況を抑止することを狙う。 今回の資金供給では、期日物証券貸出制度(TSLF)が新たに設立され、オーバーナイトではなく期間が28日の融資が提供される。FRBは金融機関から連邦機関発行の住宅ローン担保証券(RMBS)などを担保として受け入れ、米国債を最大2,000億ドルまで貸し付ける。金融機関はこの国債を担保にして市場から資金を調達する。 FRBは声明の中で「市場の一部で流動性に対する圧力が再び高まっている」「われわれは継続的に協調して流動性の圧力に対処するために適切な措置を取っていく」と述べている。 米株式市場ではこの発表を受け、ダウ平均が前日比416ドル66セント高で終えた。02年7月29日以来最大の上げ幅だった。