米メディア大手タイム・ワーナー(Time Warner)傘下のAOLは13日、ソーシャルメディア事業の足がかりとして、英ソーシャルネットワークサービス(SNS)大手のベボ(Bebo)を8億5,000万ドル(約857億円)で買収することで合意したと発表した。 ベボは、米国ではマイスペース(MySpace)やフェイスブック(Facebook)の影に隠れているが、英国などの米国外市場では強い地盤を持つ。米調査会社コムスコア(comScore)によると、米国外では大手SNSの中でユーザーの滞在時間が最も長い。 AOLはベボのユーザーによって各種サービスのトラフィックを増加させる一方、インスタント・メッセージング(IM)サービスのAIMとICQのコミュニティを活用して、米国内でベボのユーザーを拡大させたい考え。 AOL社長兼最高執行責任者(COO)のロン・グラント氏は、買収によりAOLは世界市場へ拡大し、ベボは米国市場で成長することが期待されると語った。 AOLはインターネットのダイアルアップ接続サービス会員の減少を相殺するために広告収益の増加を模索している。同社の広告収益は数四半期で堅調な成長を示したがその後は伸び悩み、親会社のタイム・ワーナーはAOL売却の圧力を受けている。 AOLを巡っては、ヤフー(Yahoo)がマイクロソフト(Microsoft)による400億ドル超の買収提案を回避するために、AOLを買収するか合弁会社を新たに設立する交渉をタイム・ワーナーとの間で進めているとの報道があるが、これに関して同社関係者はコメントを避けた。