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チベット騒乱、他省まで拡大

2008年03月17日 07:42更新 前の記事 次の記事  一般・海外情勢一覧
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 中国チベット自治区のラサで生じた大規模騒乱が16日、四川省まで拡大した。これを受けインドに亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は「文化的虐殺である」として国際社会にチベットの実情把握と騒乱の原因究明を呼び掛けた。中国政府軍との衝突は四川省、青海省、甘粛省西部にまで拡大を見せている。どの省もチベット民族の居住区となっている。

 騒乱は14日にチベット自治区のラマで群衆によるデモが生じて以来激化を示している。中国政府にとっては過去20年近くにおいてもっとも困難な騒乱に直面している。チベット騒乱は北京オリンピック直前の中国政府にとっては国際社会に対し大きな痛手となる騒乱でもある。

 ダライラマ亡命政府広報官のThubeten Samphe氏によると、14日から続く騒乱で少なくとも80人の遺体が発見されたという。14日の亡命政府発表によると、少なくとも30人のチベット民族が中国政府軍により殺害されたという。一方中国国営新華社通信では、14日に少なくとも10人の民間人が死亡したと報道している。

 インドを拠点とする人権・民主主義のためのチベットセンターでは、四川省で少なくとも7人の民間人が殺害されていると報告している。香港ケーブルTVでは中国政府が16日に200台の軍用車に数十人の兵士を乗せてチベット自治区ラマへ突入していったと報じている。

 中国政府軍のチベット騒乱に対する弾圧への国際社会からの批判は今のところ穏やかで、北京オリンピックに対する制裁措置などの声は聞かれていない。米ライス国務長官は16日、「チベット騒乱に関し日に日に増加する警官・軍部の人数に懸念している。騒乱対処にある程度規制がかけられるべきだ」と述べている。

 騒乱は14日、チベット自治区で生じ、漢民族の営む店をチベット民族の若者が伝統的な刀を携えて襲撃するなどの暴動となった。チベット自治区ラマ市では、市内ホテルに対し13日から観光客を受け入れないように通達しているという。

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*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

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