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中国:コークス市場、需要増も生産量減少で価格急騰

2008年03月17日 19:50更新 前の記事 次の記事  中国経済・資源・エネルギー一覧
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 2007年、中国山西省コークス協会は数回に渡って、コークス価格を上昇させた。山西省の主要コークス価格は2006年の1トンあたり1000元(約1万6000円)から、2007年末には1600元(約2万5600円)まで上昇し、伸び率は60%に達した。

 また、中国国内コークス業界におけるリーディングカンパニーとして、山西コークスグループは、国内市場のコークス価格を大きく左右する影響力を保持している。

 2008年、山西コークスグループが成約したコークス供給契約のうち、主要コークス価格は前年同期比20―30%上昇した。同価格の上昇は、国内コークス価格を1トンあたり110―200元(約792―3200円)上昇させることを意味する。

 業界アナリストは、国際的な長期コークス契約価格は1トンあたり、130―140ドル(約936―1008元)へと上昇する可能性が高いと予測。今後、国際市場の価格伸び率は32―42%までに達する見込みという。

<価格上昇の背景>

 コークス価格の急騰の背景にはコスト上昇や、市場ニーズの増加があると見られている。

 近年、政府は小規模の石炭鉱山企業に操業停止を繰り返し実施した結果、石炭生産量は大幅に減少され、それにともなって価格の上昇も続いている。また、コークス需要総量のうち、鉄金属の冶金用が80%を占める。

 国内鉄鋼生産は、政府マクロコントロール政策の実施にも関わらず、15%の成長率が保たれている。この国内鋳鉄ニーズの高度成長が、同時にコークスへのニーズを高めている模様。

 さらに、政府がコークス用炭の採掘を厳しく制限しているため、コークス用炭の生産量は国内石炭総量の10%に止まっている。しかし、電力、冶金などの業界におけるコークス需要度は日増しに増加しているため、コークス価格が更に上昇していく見通し。


<鉄鋼大手はコークスの自社製造に進出>

 一部の大型鉄鋼生産企業がコスト削減を目的に、次々に自社によるコークス製造に乗り出している。現在、コークス企業が産業チェーンを伸ばすなど、企業競争力の向上を図っている。

 山西コークス会社は、1株あたり21.2元で、1―1億5000万株の株式発行を計画しており、調達した資金を、年間コークス生産量90万トンの焦炉改造プロジェクト、年間生産量20万トンの酢酸プロジェクトなどに利用する予定。

 これらプロジェクトの実施により、同社産業チェーン延長が期待されているという。このほか、石炭採掘業へ進出するコークス企業も多く、安泰グループと汾西鉱務局とは、山西汾西中泰石炭有限会社を設立している。

 山西汾西中泰の年間石炭生産量は600万トンに及ぶ見通し。


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