ダライ・ラマ、チベットのデモ弾圧で「約100人が死亡の恐れ」
【ロンドン〉】チベットの精神的指導者ダライ・ラマは、ラサで起こった中国政府に対する抗議デモで、100人もの住民が死亡した恐れがあると訴えた。
現在インドのヒマーチャル・プラデーシュ州に亡命政府を置いているダライ・ラマは、正確な数は分からないとしながらも、100人もの住民が死亡した恐れがあるとし、中国がチベット政策を転換しない限り死者はさらに増える恐れがあると英BBCに対して語った。
また、14日にラサで起きた、最近20年では最も過激で、中国メディアが「最低10人が死亡した」と伝える抗議デモに関して、「深刻な懸念がある」と表明した。
しかしダライ・ラマは、8月に開催される北京オリンピックについては、支持の姿勢を強調した。同氏は、オリンピックは中国にとって、全世界に自由へのサポートを示す絶好の機会だと述べている。
しかし、西側諸国から人権問題で監視されている中国にとって、今回のチベットの抗議活動に対する弾圧は、オリンピック開催に大きな影を落とす恐れがある。アメリカのライス国務長官は16日、中国に対し「抑制力を働かせる」ように要請している。
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