[トピックス]アナリスト予測:ロシア金融市場の投資は減退傾向に
ロシア金融市場は世界経済の動向に影響を受けている。3月17日、高位流動性銘柄の多くが3%以上値を下げた。専門家は、投資家の買い意欲減少により、今週も売り傾向が続くだろうと予測している。大手投資銀行リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)、モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)の業績発表及び米連邦準備理事会(FRB)による政策金利の動向が、市場関係者を緊迫させている。投資会社UTRADE-RUのアナリストKubagishev氏は、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げの予測は0.5-0.75の大幅なもので、ロシア証券市場に対する一時的な下支えとなろうが、その効果は非常に限定的であるとみている。
投資会社Zheric Capital Managementの主任アナリストであるPodlevskiy氏は、「これまでに実施された利下げ及び市場の流動性向上のための対応策が、原料価格にかつてない高値をもたらしている。金相場は3月17日に1000ドル/オンスの大台を超え、一時1025ドル/オンスまで跳ね上がった。食料価格の値上がりも必至である。原油相場は100ドル/バレル超の史上最高値を更新し続け、110ドルに達する勢いである。同氏によると、世界金融市場が多少なりとも落ち着きを取り戻し上昇基調になれば、ロシア市場も活況となるだろう。しかし、現状は動揺する金融市場を背景に投資家の投資意欲は減退している。まずは、金融危機を乗り越えなければならない。ロシア市場がさらなる株価下落に見舞われるか否かが明らかになるのはその後である。」と述べる。
また、投資銀行KIT FinanceのアナリストであるCherepanov氏は、ロシア証券市場への買い注文が減少している要因として、国際証券取引の動向が大きな影響を及ぼしていると指摘する。今後、引き続き縮小均衡が予想される世界金融市場はロシア証券取引にも悪影響を及ぼすだろう。同氏によると、現在注目したい企業は、ガスプロム・ネフチ、ルクオイル、ロスネフチを始めとする原油加工を専門とする企業であり、その理由として、現在、石油企業と政府は石油精製量を増加させるために石油製品の輸出関税制度の変更に関して議論を行っていることを挙げている。
AllianzPOCHOの投資部門責任者のBekenev氏は、今週、ロシア株の指数は今年2月に記録した水準まで下がるだろうと予測している。また、アメリカ及び世界の金融システムにおける流動性危機に連鎖した経済の混乱に対して米連邦準備制度理事会(FRB)が打ち出した一連の措置が不十分であると分かれば、下げ幅はより大きくなる可能性があるとしている。同氏は、金属工業を中心とするこれまで上昇してきた業種の銘柄及び金融部門の銘柄が先進諸国における金融機関関連銘柄と同じような様相を呈することをもっとも懸念している。
一方、投資銀行PromsvyazbankのKiryanov氏は、注目銘柄としてマグニトゴルスク製鉄株を挙げ、セヴェルスタリ株については575-580ルーブル/株での購入が望ましいとしている。また、第5卸売電力株については、市場の動向を見て購入を判断すべきとしている。同氏は一つの基準をMICEX指数であると考えている(1500-1520の範囲)。指数がその範囲に止まれば、第5卸売電力株を含め下落率の大きい銘柄の購入を考えても良いだろう。

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