[FINAMレポート24日付]レベディンスキー(LEKZ)、2007年業績発表
FINAMは、レベディンスキー社の2007年業績発表の結果、同社の業績内容の評価を引き下げた。その理由として、著しい収益性の低下が見受けられるため。しかし、同社にとって最も重要なことは、米清涼飲料大手ペプシコ(PepsiCo)が同社の戦略投資家となったことだとFINAMは考える。このことは、同社の株価上昇要因となる可能性がある。
3月20日、ロシア大手飲料メーカーレベディンスキーが、2007年業績(速報ベース)を発表した。結果はFINAMの期待を下回るものであった。同社は、業績発表の他、同社の大株主4人が、同社株75.53%(ベビーフード・ミネラルウォーター事業を除く)を売却したことを報告した。
同社連結売上は、前年比33%増の9億4480万ドルとなり、FINAMの予想水準とほぼ一致していた。増収要因として、地域販売システムの拡大、直販システムの伸展、効果的な価格戦略・マーケティング政策を挙げている。また、販売価格の引き上げ(ジュース部門11%増、ベビーフード17%増、ミネラルウォーター23%増、全体で9%増)により、全体の収益率は42%まで上昇した。この結果、原料や包装材料の価格上昇による原価の増加を吸収することができた。
主な指標(単位:百万ドル)
06 07 変化率 予想 予想と差
売上 709.8 944.8 33.1% 949.4 0.5%
部門別
ジュース 619.0 803.0 29.7%
ベビーフード 83.4 123.8 48.4%
ミネラル
ウォーター 7.3 18.0 1 46.5%
EBITDA 137.5 155.6 13.2% 162.0 4.1%
EBITDA
収益率 19.4% 16.5%
純利益 87.7 79.2 -9.7% 95.3 20.3%
純利益率 12.4% 8.4%
参考資料:FINAMによる企業データ
しかし、運賃、配達料、倉庫保管料などに起因する営業費用の大幅な増加が、EBITDAに影響を与え、13.2%にとどまる結果となった。このため、売上に対する販売・管理費は、28.8%となった(06年:24.5%)。
結果的に、同社純利益は前年比約10%減の7920万ドルとなり、FINAMの予想を大幅に下回った。
全体的にFINAMは、レベディンスキー社2007年業績の評価を引き下げる。また、この結果が、同社株価に著しい圧迫を与えると予想する。
しかし、レベディンスキーとって最も重要な出来事となったのはペプシコが同社の戦略投資家となったことである。これが相乗効果を生み、さらに資金の流入をもたらし、同社ジュース部門のシェア拡大へと繋がる可能性がある。
現在の米清涼飲料大手ペプシコによる同社株取得スキームの内容から判断して、事実上、プレミアムが付与されない取引(3月28日時点で株主リストに載っており、株主総会に参加し、分割案に賛同する場合)であるといえる。買取オファー価格は88ドル/株であい、現市場価格と同等。
現在FINAMは、発表された2007年業績、予定されている再編、べビーフード及びミネラルウォーター事業の分割などを考慮し、レベディンスキー株に対する評価を見直している。
普通株株価:88.64ドル
目標株価:102.60ドル
評価:「買い」

※この記事は、日本初のロシア株 取扱証券会社であるARUJI GATE証券株式会社の提供です。 日本で実際にロシア株の売買ができるほか、ロシアおよびロシア株に関する詳細な情報を発信しています。URL: http://www.arujigate.co.jp/
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