[FINAMレポート24日付]ノリリスク・ニッケル(GMKN)、KM-Investの解散を中止
KM-Investの株主であるポターニン氏とプロホロフ氏による協議は、ようやく前向きな進展をみた。妥協点を探った結果、KM-Investの解散及び問題となっていたKM-Investの資産売却は中止する方針となった。こうした決定の背景には、KM-Investの資産分割に関してポターニン氏及びプロホロフ氏双方の和解があったものと推測される。これは、KM-Investを通じて両者が株式を所有している企業(特に非鉄大手ノリリスク・ニッケル及び産金大手ポリュス・ゴールド-PLZL)の株価に好影響を与えるだろう。
3月21日、KM-Investの株主がKM-Investの解散に反対したという情報が市場に流れた。KM-InvestはInterros代表ポターニン氏及びOneksim代表プロホロフ氏の共同資産を運用している会社である。また、プロホロフ氏は、KM-Investへの訴訟を取り下げることに同意した模様である。株主総会の後、取締役会が開催され、問題となっていたノリリスク・ニッケル及びポリュス・ゴールドの株式売却に関する決定を取り止めることが満場一致で採択された。また、KM-Investの株主は、ノリリスク・ニッケル及びポリュス・ゴールド株の取扱に関して、統一の規則に基づき、臨時株主総会における投票の結果に従うとした。
ポターニン氏及びプロホロフ氏は、KM-Investの売却によって資産を失う恐れを回避するために、建設的な協議を再開したと言えるだろう。FINAM予測では、数ヶ月前にプロホロフ氏が提案した形でKM-Investが解散されるだろう。同提案によると、ポターニン氏がプロホロフ氏からKM-Investの同氏持分を買取り、その後、プロホロフ氏に再び売却(同氏が買戻しを希望する資産-ノリリスク・ニッケル及びポリュス・ゴールド)する。
KM-Investの取締役会で代表取締役であるAkopov氏の辞職が承認され、後継にInterrosの元代表取締役であったKlishas氏が選出されたことは、上記の提案が実施される可能性を間接的に証明しているといえる。
KM-Investの解散が中止となり、KM-Investが所有するノリリスク・ニッケルの株式売却に関して、ポターニン氏とプロホロフ氏の間で建設的な合意に達する可能性が出てきたことは、ノリリスク・ニッケルの株価上昇の好材料となるだろう。また、ノリリスク・ニッケルと統合に関する協議を行っているMetalloinvest(主要株主はUsmanov氏)が、両氏が保有する株式を買取可能性も高まった。
FINAMの計算による現在のノリリスク・ニッケル目標株価は、市場価格より14%高い309ドル/株。評価は「中立」。

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