[FINAMレポート24日付]ウラルカリー化学(URKA)、インドへの供給価格を引き上げ
ロシアのウラルカリー化学の製品を海外に輸出するBelorusskaya kaliynaya kompania(BKK)は、同社製品の2大輸入国のうち、長期契約を締結しているインドとの協議を完了した。その結果、インドに輸出される塩化カリウムの価格は2-3倍に引き上げられ、2008-2009年には史上最高値である625ドル/トンで取引されることとなった。この価格がスポット市場の相場と比較されることを考えると、近いうちに、中国への供給価格も2倍以上になることが予想される。契約が順調に完了したことによって、ウラルカリー化学には大きな業績拡大が期待できる。また、契約締結は、同社株上昇の中期的な好材料となるだろう。
インターファクス通信の報道によると、Beloruskaliとウラルカリー化学の製品を海外に輸出するBelorusskaya kaliynaya kompania(BKK)は、塩化カリウムの価格を2-3倍に引き上げることに関してインドのIPLと合意に至った。3月20日、BKKは2008年5月-2009年3月における塩化カリウムの供給価格が355ドル/トンから625ドル/トンの範囲となることに関して合意を得た。2007年6月に設定された塩化カリウムの供給価格は270ドル/トンであった。BKKがインドに対する供給量は75万トンとなる予定であり、ウラルカリー化学の供給割合は追って決定される見通しである。双方が価格に関して合意に達したことによって、ウラルカリー化学側はインド市場におけるリーダー的立場を強化し、IPL側は原料供給の長期的契約を確立した。
BKKは、3月半ばにもブラジルに対する塩化カリウム供給価格を100ドル/トンから600-610ドル/トンに引き上げている。2007年12月にはアジア向けの価格を400ドル/トンから500ドル/トンに引き上げ、BKKは、東南アジア諸国に対して10万トン以上の塩化カリウムを上記の価格で供給するという契約を交わした。
長期契約を結んでいるインド向けの塩化カリウム価格が、現在のスポット市場の相場と比較されることを考えると、年間を通じてスポット市場における塩化カリウムの価格は上昇するだろうと予測される。
ウラルカリー化学は、製品の約半分をインド及び中国の市場に供給している(インドへ10%、中国へ40%)ため、同市場を戦略的市場と捉えている。ウラルカリー化学は、予測していたよりも高値でインドと契約を締結することに成功した。近いうちに中国向けの塩化カリウム供給価格も2倍以上になると予測される(現在の中国企業への供給価格は約170ドル/トンである)。
この契約締結によって、ウラルカリー化学は、財務指標を改善するのみならず、世界市場における地位をより強固にすることが可能となり、中期的にウラルカリー化学の株価上昇を支えると予測される。
現在、FINAMはウラルカリー化学の株式に対する評価を見直し中。

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