チベット問題、オリンピック聖火採火式でも
【北京】中国政府のチベット自治区統治問題で騒乱が続いているなか、24日にギリシャで行われた北京五輪の聖火の採火式で、チベット独立を支持する活動家が式典に乱入する事件が起こった。古代五輪の発祥地オリピアでの採火式には、約1000人の警官隊が警護にあたっていたという。
中国政府はこれを受け、オリンピックを妨害しようとするすべての動きを排除するために厳戒警備体制を敷くことを発表した。
チベット活動家らは、ヒマラヤ地域を通過するオリンピックの聖火リレーを止めようと呼びかけており、もしこれが実行されれば、ここ20年で最大の中国軍とチベット活動家らのぶつかり合いが起こることが懸念されている。
聖火はインドをはじめ、20か国をまわり5月にはチベット自治区から標高8848メートルのエベレストを通過し、8月8日のオリンピック開会式で北京に灯される。IOC(国際オリンピック委員会)のロゲ会長は「ボイコットに関する動きは出ていない。中国が開催国となることを願う」と語っている。
一連の騒乱で、これまでに19名が死亡し、700人以上の負傷者が出ていると中国側は発表しているが、チベット側は130人以上が死亡したと発表している。
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