[FINAMレポート28日付]露ウラルカリー化学(URKA)、Silvinitと産地争奪戦
Silvinitの株主であるRybolovlev氏及びShevtsov氏は、Verhnekamskoe産地でのカリウム区画の開発ライセンスを取得するために多額の借入による調達する決定を阻止しようとしているが、失敗に終わる可能性もある。
インターファクス通信の報道によると、ウラルカリー化学の株主であり、Silvinitの議決権付株式25.1%を所有しているRybolovlev氏及びShevtsov氏は、4月19日に開催されるSilvinitの臨時株主総会で、ペルミ地方にあるカリウム・マグネシウム塩のVerhnekamskoe産地の開発ライセンス取得に必要な資金調達の決定を阻止する意向を示している(Silvinitが貸資金調達をするには、株主の75%が同意する必要がある)。この理由をRybolovlev氏はウラルカリー化学の代表取締役として公式に説明を行った。その中で、同氏は、Polobodovskoe区画の入札で、Silvinitが株主の利益に反すると思われる不当な高値を提示したことを挙げ、Polobodovskoe区画の落札はSilvinitの株価上昇材料とはならないと述べた。
Silvinit及び子会社Rosoboroneksportが設立したKamskaya採掘会社は3月12日に351億4000万ルーブルを提示してPolobodovskoe区画の開発ライセンスを落札した。この落札価格はスタート価格を25倍を上回った。入札でウラルカリー化学はSilvinitの提示した価格を0.4%下回る金額を提示した。入札規則では、Silvinitが同ライセンス取得のための資金を調達できない場合、自動的に入札価格で次点であったウラルカリー化学にその権利が移行される。FINAMは、Rybolovlev氏がSilvinitの資金調達を阻止する背景には、このPolobodovskoe区画の開発ライセンス移行が視野に入っているものと考える。
しかし、Silvinitの支配株を所有している株主は、Rybolovlev氏に対して、同氏所有のSilvinit株をRTS市場の相場より10%高い価格で購入することを提案した。その場合の取引額は18億-25億ドルになるとみられる。購入の目的は、Silvinitの経営におけるRybolovlev氏の影響力をなくすためである。
FINAMは、Silvinitの大株主がRybolovlev氏から同氏所有の株式を購入する可能性は少ないと考える。Rybolovlev氏及びShevtsov氏が売却に応じるとは考えられず、両者はブロック株を所有する株主として、自らの利益を主張するだろう。一方、Silvinitはブロック株を購入しなくても産地取得をめぐる争いに勝てる可能性もある。Silvinitの代表者によると、4月19日の株主総会で提示される取引額はSilvinitの帳簿資産(140億ルーブル)の50%を超えないため、株主75%の同意は必要とならない。
現在、Silvinit株(SILV:非取扱銘柄)に対するFINAM公式評価はない。
ウラルカリー化学に対する評価
時価総額:165億7024万2000ドル
普通株の株価:7.80ドル
目標価格:4.38ドル
評価:「売り」
週間変化率:4.0%
月間変化率:-4.5%
年間変化率:371.6%

※この記事は、日本初のロシア株 取扱証券会社であるARUJI GATE証券株式会社の提供です。 日本で実際にロシア株の売買ができるほか、ロシアおよびロシア株に関する詳細な情報を発信しています。URL: http://www.arujigate.co.jp/
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