北京五輪に期待を寄せる中国印刷メディア業界
また、オリンピックだけではなく、オリンピックがもたらす経済の発展機会も注目されている。2002年―2008年、北京市がオリンピック関係事業に投入した資金は、2800億元(約3兆9906億1600万円)に迫る模様。
このほど、慧聡メディア研究センターは、北京五輪が中国印刷メディア(総じて紙媒体)に与える発展機会に対して、分析を行った。
まず、オリンピックによる広告投入の増加が最も注目されているという。
特に、総合新聞、スポーツ新聞およびスポーツ雑誌ではより多いチャンスを獲得できると見られている。
総合新聞では、多くの庶民に講読されていることから、北京五輪期間中、新聞発行量は大きく増加すると見込まれ、広告クライアントも注目している。
また、スポーツ新聞およびスポーツ雑誌は、報道の専門性から、スポーツ愛好家の注目を集め、関係産業の広告投入が増加すると予測されている。
これまでのオリンピックを見れば、多くの観光客によって、オリンピックが経済に与える影響は、観光業、飲食業、レジャー業で最大の効果が出ることは明かである。
新聞は、入手方法と保存が簡単というメディア特製から、重要な消費手段になると見られ、観光業界より広告が多く投入される見込みという。
2007年7―12月の旅行業、飲食業・レジャー業における印刷メディアへの広告投入観測データによれば、2007年の広告投入額は明らかに2006年を上回っているとのこと。
9月を除いて、各月の2006年同期比増え幅はいずれも10ポイント以上に及び、特に10月の増え幅は25%に迫るとのこと。
2008年、印刷メディアにとって、旅行・飲食・レジャー業の広告投入が注目の的となることは間違いない。

また、オリンピックを控え、2006年後半から、株式市場は好調な発展段階に突入した模様。
好調な株式市場は多くの証券会社、保険会社及びファンド会社などが大量の広告を投入を開始した。
2007年7―9月、金融・保険業界の広告投入額は2006年同期より140%以上の増加となり、10―11月の広告投入額も100%近く増加した。

オリンピックによって、広告投資額が増加するだけではなく、印刷メディアの発行量なども著しく増加する見込みという。
ネット、放送メディアなどと比較して、印刷メディアは報道の速さ、報道様式の豊かさなどの方面に欠けているが、報道内容の豊富さなどで優位性を持っている。
北京五輪が中国の印刷メディアにもたらす発展機会に業界は期待をふくらませている。

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