聖火歓迎式典でインドの協力を:中国政府
【北京】4月1日の五輪聖火歓迎式典を目前に控え、中国政府はチベット問題に関する「理解」と「支援」をインド政府に求めた。中国政府はダライ・ラマ支持者による聖火リレーの妨害に神経を尖らせる一方、ダライ・ラマを「北京五輪開催を阻止しようとしている」と引き続き非難している。
中国の戴秉國国務委員がインドの国家安全保障担当M.K.ナーラーヤン補佐官と電話会談し、チベット人が起こしたラサでの「極悪犯罪な行為」や、チベット問題の中国の立場について「詳細に説明」したという。
「インドはこれまで貫いてきた立場を崩さない」、「インド政府は北京五輪の完全な成功を祈っている」というナーラーヤン補佐官の発言が新華社通信により報じられている。
中国政府は五輪の聖火リレーがチベット人らによって妨害される懸念を表明していた。21日に、ニューデリーの中国大使館にチベット人グループのデモ隊が突入する事件があった。その際に中国政府は、駐北京インド大使を深夜過ぎに呼び出して猛烈な抗議を行った。しかし、暴動の中心地となったラサに外交官を入れる際には、中国政府はインドを無視している。
ギリシャで採火された五輪聖火の火種は、中華航空の特別機で中国にやってくる。聖火はまず、1989年に多くの中国人民が血を流した天安門広場に運ばれる。増強された警官隊によって厳戒体制が敷かれる天安門広場で、歓迎式典および聖火リレーの始動式が行われる。式典の詳細については安全面などから明らかになっていない。
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