米格安航空会社のATA航空とアロハ航空が今週に入り旅客便の運行を中止させたことで、今夏のハワイ便の航空運賃が上昇する可能性が強まってきた。 ATA航空は3日からすべての旅客便の運航を中止し、同社従業員2,200人を解雇した。アロハ航空も先月31日をもって旅客便の運航を中止している。 ハワイ運輸省広報官のスコット・イシカワ氏によると、ATA航空の運航中止に伴い事前にホテルに連絡し、ATA航空を利用している旅行者らに帰りの便の予約を済ませてから空港に出向くように注意を促しているため、ハワイ空港内では目立った混乱は見られていないという。 世界的な燃料価格の上昇に伴い、ATA航空・アロハ航空が競合他社との価格競争で苦闘し運航中止となったが、その後も残りの航空会社各社によってハワイ便の航空運賃が値上げされていく可能性が強まっている。 航空会社アナリストのRobert Mann氏は、「航空会社の減少により、少ない航空会社各社に対して多くの需要を生み出すことになった」と分析している。 ハワイ州最大の航空会社であるハワイアン航空が今後のハワイ便で影響力を増していくことが予測されている。ハワイアン航空は米本土9都市とハワイ諸島をつないでおり、ATA航空が就航していた全都市を包括している。 ハワイアン航空始めその他ハワイ諸島を中心に運航する航空会社各社は、競合他社が削減されたため、需要が高まることが予測されている。そのためハワイへの運航便の格安航空券発行数が減少し、航空運賃が上昇していくものと見られている。ハワイアン航空およびgo!航空会社を運営するメサ航空は今後ハワイへの就航路線を増加させる計画を発表している。