米マイクロソフト(MS)は5日、買収を提案しているヤフー取締役会に対し書簡を送り、410億ドルでの買収を今月26日までの3週間以内に受け入れるように要求した。もし要求を受け入れない場合は、マイクロソフトはそれよりも少ない額での敵対的買収案に乗り出すと警告した。 マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏は書簡で、「もし今後3週間以内に買収が合意に達さなければ、我々はヤフー取締役解任のための委任状戦含むマイクロソフト株主への直接的働きかけを行う予定である。その場合、買収額はヤフーにとって好ましくないものとなるだろう」と述べた。 書簡の中で、バルマー氏は、ヤフーの検索業界におけるシェア、ページビュー双方において今年1月から弱まりを示していることを指摘した。2月当初の買収提案ではマイクロソフトはヤフーを市場価値に62%上乗せした446億ドルで買収する予定であったが、現在ヤフー市場価値の減少に伴い買収提案額は410億ドルにまで減少した。 ヤフーはこれまでグーグルや米ニューズ傘下のマイスペース、タイムワーナー傘下のAOL等との提携も模索してきたが、バルマー氏の書簡では、「マイクロソフトによる買収提案が、ヤフー株主を満足させる唯一の選択肢であるだろう」と述べられていた。 今後ヤフーが買収案に応じなければ、マイクロソフトは株主に買収案に対して直接働きかけ、ヤフー株主総会でヤフー取締役員を解任させ、マイクロソフトが立てた取締役候補と入れ替える戦略に出るものと見られている。